ポール・サイモン「ワン・トリック・ア・ポニー」

ポール・サイモン「ワン・トリック・ア・ポニー」

1975年にアルバム「時に流れに」を発表し
S&G解散以後のソロ活動において
名実ともに成功を収めたポール・サイモンは
その後5年間、目立った音楽活動をしていません。

その間にはTVショーのサタディ・ナイト・ライヴに出演したり
ウディ・アレンの映画「アニー・ホール」に出演したりしてました。

S&G時代からのレコードレーベルであったCBSとはベスト盤を出して契約が切れ
1978年にワーナーブラザーズと契約しています。
ワーナーを選んだのは映画製作も視野に入れてのことだったのでしょうか。
実際に監督、主演、脚本、音楽を担当して映画と製作しています。
その映画が「ワン・トリック・ア・ポニー」です。
ポール・サイモンは大学では映画制作のクラスにいたようで
アート・ガーファンクル同様に映画の世界にも関心があったのかも知れませんね。

僕はこの映画を観ていません。
興行的には黙殺に近い反響しかなかったようですが
数少ない評価を観ると
いかにもポール・サイモンらしいアイロニカルな内容で
僕はぜひ観たいと思っています。

映画に合わせて発表されたワーナーからの第1作アルバムも
5年のブランクと地味な内容がファンを遠ざけたのかセールスにつながらず
当時の彼女、キャリー・フィッシャーとの確執もあって
ポール・サイモンは80年代前半を穏やかならない精神状態で過ごしたそうです。




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